100万円はデジタル上の数字でも抽象的な概念でもない。ATMやレジには今でも現物が保管されているし、人々も現金を持ち歩いているだろう。しかし、他人のものを奪えば犯罪である。
100万円を手に入れるにも、合法的に稼いだ方が楽だろう。合法的な稼ぎ方でも、手っ取り早さを重視するなら、楽なお金の稼ぎ方を見つけなければならない。楽なお金の稼ぎ方としては「仕組み」作りが必要となる。
手っ取り早さを重視するなら、今の時代はネット上で個人の信用を構築し、それを切り売りした方が簡単だろう。しかし、長期でお金に困らないためには、手っ取り早くお金を手に入れたい「本当の」理由から探る必要がある。
この記事では
▶ 楽にお金を稼ぐ方法
▶ 手っ取り早く100万円を稼ぐ現在流行りの手法
から
▶ 手っ取り早くお金を手に入れる必要性
まで詳しく述べていきたいと思う。
楽にお金を稼ぐ方法
楽にお金を稼ぐ方法とは、かけた労力的なコストに対しての見返りが良い稼ぎ方である。要はコスパの良い稼ぎ方である。時間あたりの給料、要は時給も方が高い方がコスパは良い。
ただ、雇われて行う時給の良い仕事には、高い専門性や経験を必要とする仕事しかない。今、何も持たない人は専門性や経験、信用の構築のため、長い間の勉強や努力、時間が必要とされる。医師やパイロットなどがこれに当てはまるだろう。
こうした高い専門性や経験無しにコスパ良く稼ぐには、労力に対しての見返りを最大化しなければならない。労力に対しての見返りを最大化するには、給料制の仕事ではなく、お金を生む仕組みを自分で作る必要がある。
お金を生む仕組み
お金を生む仕組みには事業や会社が含まれる。仕組みを作り、人を雇ってお金稼ぎをすれば、自分が働かなくともお金が入ってくる。労力に対しての収入は増え、場合によっては労力をかけなくともお金が入ってくるだろう。
仕組みについても、原理的にはそこまで難しくはない。たとえば、自分で作った事業が月に10万円の利益を生んだとする。誰かを5万円で雇い、代わりにこの事業を行ってもらうと、自分は働かなくとも5万円が入ってくる。これを繰り返せば、入ってくるお金も増やしていける。
もちろん、自分並みに働いてくれる人であるのが前提になるし、他人に簡単にマネできてしまう仕組みでは長期で稼ぐのが難しい。組織が大きくなれば社員のマネジメント(管理)も必要になるだろう。
手っ取り早く100万円を稼ぐ現在流行りの手法
楽に稼ぐには、仕組み化が重要なポイントとなる。しかし、手っ取り早さを重視するなら、今の時代はネット上で個人の信用を構築し、それを切り売りした方が簡単だろう。
通常、お金は価値あるものの対価として受け取る。もし、仕組みを作りも面倒なら、ネット時代の流行として、「表面上」の信用を構築し、その信用を切り売り(換金)する方法が手っ取り早い方法となっている。
信用の構築と信用の切売
信用の構築には様々な手段がある。ツイッターでよく見られるのは年商(年収)、実績のアピールやGoogleの裏側を知るなどの言葉である。普通の人から見れば怪しい要素しかないこうしたアピールも、露出さえすれば信じる人も出てくる。自称インフルエンサーに媚を売って自分を売る人が絶えないのは露出を目的にしているからだ。
ソーシャルが発達する前は数千人、数万人に露出するのもお金がかかった。しかも、明らかな広告という形でなければならなかった。今は露出が無料でできるだけでなく、ステマと呼ばれるような形で、広告を感じさせずに営利目的で商品を売ることも簡単にできるようになっている。
信用の構築が行われれば、すぐに信用の切売も可能となる。信用の切売方法として、もっともコスパが良いのは集金プラットフォームによる広い意味での情報販売である。広い意味での情報販売には有料ノートの販売や塾、セミナー、サロン、コンサルなどがある。
稼ぎ方を教える塾やセミナー、コンサルも信用が無ければ稼げない。なぜなら、塾やセミナー、コンサルも、その仕組みの素晴らしさではなく、その人個人を信用してお金を払っているからだ。
これら決済を含めて「新しいもの」とみなされ、支払までの敷居が低い。商品が売れたら売れたで評判の良い言葉だけを取り上げ、宣伝すれば、更に成約率を上げられるだろう。
表面上の言葉や数字に加え、露出さえ実現できれば簡単に100万円も稼げる。こうした集金プラットフォームでは、本より高い値段でも、購入に至る敷居は低い。1000円なら1000人もしくは1000回、1万円なら100人もしくは100回で容易に100万円の収入を達成できる。10万円なら100人に売っただけで年収1000万円である。
手っ取り早く稼ぐ手法として、これほど簡単でリスクの少ない方法も無いだろう。
手っ取り早くお金を手に入れる必要性
犯罪をすれば手っ取り早くお金も手に入る。信用の構築をし、高い値段で情報を販売することにより信用を切り売りしても、手っ取り早くお金を稼げる。犯罪はもちろん、信用を切売するためにだけ構築すれば、お金儲けることは簡単だ。しかし、あとに残るものが無いと同じことを繰り返す必要性も生じる。狭い範囲での考え方に偏ってしまう結果、リスクの方が大きくなったり、合法的に楽に稼ぐ方法から遠ざかる可能性もあるだろう。
犯罪はもちろん、信用の切売も同じ人やキャラクターで続けるのは難しい。信用の切売が流行した結果、薄っぺらい人間が無数に登場しており、昔より難易度が上がっている現状もある。
長期的に問題を解決したいなら手っ取り早くお金を手に入れたい「本当の理由」から探る必要がある。楽して、あまり仕事をせずに生活したいだけなら、手っ取り早く稼ぐ必要性も無い。生活コストを最適化し、仕事量を抑えるのが目標達成、長期継続の近道になる。

短期的にまとまったお金として100万円欲しいなら、確かに信用の切売がもっとも楽な方法である。ネット上だけでなく、リアルにも積み上げた信用があるなら、知り合いからお金をかき集める手段もあるだろう。
しかし、手っ取り早いお金の集金は数億円のレベルまで振り切らないと、長期的な問題解決にはなりえない。それぐらいのお金を稼がないといつかはお金に困るからだ。長期で問題を解決したいなら、原因そのものを考え、生活を変える必要性も出てくる。
コスパ良くお金を稼ぎたいだけでなく、長期的・短期的にお金に困らないためにも、お金を生む仕組みの構築は重要になるだろう。