お金を稼ぐ方法
お金の稼ぎ方として様々な分類方法があるが、まずは以下のように分けて考えていきたいと思う。
▶ 体を使って稼ぐか、頭を使って稼ぐか
▶ 誰かに雇用されるか、自分で稼ぐか
給料の額が違ってくる理由
ある有名な言葉として「給料は我慢料」というものがある。要は、お金は我慢の対価であるという考え方だ。しかし、稼ぐお金が労力に比例しないというのは、大人になれば誰でも知っている事だろう。
身体を使ったお金稼ぎも日本や先進国では、フルタイムで働けば月30万円以上貰えるのが普通である。しかし、発展途上国のといった海外の多くの国では、こうした肉体労働者の給料はホワイトカラーと呼ばれる職業よりも圧倒的に低くなる。
では、稼ぐ額の違いはどこで生まれるのか?
給料に限定して考えてみると、貰えるお金は需要と供給で決まると言える。資本主義社会では当然のことであるが、人が持つある知識や能力に対して、それをほしいと思う人がたくさんいたら、その人の給料は高くなるのだ。
先進国で肉体労働者の給与がそれなりに高いのは、肉体労働という需要に対して、この仕事をやりたいと思う人が発展途上国に比べて少ないからである。
もちろん、肉体労働者といってもスポーツ選手など、他の人には無い能力を持っている人なら莫大な給料を貰うことが出来る。逆に大変な労力を使った仕事でも、誰でも出来てしまい、やりたいと思う人が数多くいるなら給料は低くなってしまうのだ。
自分でお金を稼ぐ
給料といった形でお金を稼ぐという事以外に、自分でお金を稼ぐという方法がある。日本では、労働者の割合を見ても、こちらは少数派になるだろう。ほとんどの人が給料という形で、組織からお金をもらって稼ぐという方法を選択している。
自分でお金を稼ぐ場合も、人によって得られる額は大きく異なっている。基本的には、作業時間を増やせば稼げる額が増えるが、時間あたりの稼ぐ額、わかりやすく言えば「時給」は人によって大きく差がある。1時間の作業で900円しか貰えない人もいれば、1時間に10万円以上稼ぐ人もいる。
では、自分自身でお金を稼ぐ場合、時間あたりの稼げる額を決める要因は何だろうか?
この要因についても様々な考え方があるかと思う。
1つの意見として述べさせてもらうと、この差は知識、つまり情報量で差がつくといった要素がある。例えば投資の場合も、運や資金面での影響は受けるが、基本的には物の売買であり、知識のある人が知識の無い人へ高く売りつける仕組みとなっている。
情報を使ってお金を稼ぐ事も出来るし、情報そのものを売ってお金を稼ぐ事も出来るのだ。情報そのものを売ってお金を稼ぐという手法は、ネットが発達するにつれ割合的にも多くなっているように思える。
「情報」でお金を稼ぐ方法
例えば、コンサルタントという職業は情報を応用し、売上アップやコスト削減などを行っている。仕入れなどの経費もかからず、個人の知識で利益をあげているだろう。
稼ぐ額の大きい人は広い意味でコンサルタントとして稼いでいる。
差別化の視点で見ると、情報を知っているか知らないかで差がつくわけだが、人によって情報量に違いが出るのはインプットによるところも大きい。
学問として確立している分野に関しては、正しいとされる情報(理論)が効率的にまとめられており、多くの人がそれを応用する事でサービスや商品を作り上げ、お金を稼いでいる。ただ、学問として成立しておらず、情報として分類出来ないものが数多くあるのも事実だ。 お金を稼ぐという事にかんしてもそうで、「ネットで稼ぐ」という情報に限ってみても信じられないぐらいの莫大な量のノウハウが存在しているだろう。
情報収集力
こうした莫大な情報量から重要な情報を取り出す能力、情報収集力は非常に重要である。この情報を得るという行為は、積極性で大きく差が出るだろう。
例えば、ブロガーを含めたライターで言うと、文章の良し悪しよりも、どちらかと言えば希少価値のある情報を公開できる人の方が評価されている。ユーザーの「知りたい」需要に対して答える事が出来る人が、お金を大きく稼いでいるのだ。
内容はともかく、情報商材や昨今のnoteが売れる理由もこの点が大きいだろう。
上記記事がバズったのも、当日テレビでこの問題が取り上げられたのが大きい。一部ユーザーの「今」知りたいに答えた事で価値が大きくなり、バブルとなった情報である。普段この記事を書いたところでここまで話題になる事はなかったはずだ。
もちろん、評価にあたっては露出環境が整っていないと難しい部分もあるかと思う。ただ、ユーザーにとって価値のある、今知りたい情報を取り出して記事にすれば、情報をお金に変える環境は整っていくはずである。
情報収集の方法
情報収集で重要だと個人的に思うのは警戒するタイミングである。
早いうちから情報を拒絶してしまえば有益な情報を逃してしまう可能性は高くなる。しかし、価値を持たない情報をいつまでも収集し続けてしまえば、時間や費用あたりのコストパフォーマンスが悪くなってしまう。
新聞、テレビに限らずブロガーでも様々な人がいて、彼らは記事を公開するだけでなく、情報として販売したりもしている。中には素晴らしい価値ある情報を無料で、もしくは効率良く公開してくれる人もいるが、こういった人達は極めて少数派だ。多数派になり得ないのは、本当に有益な情報はアプローチが難しいからである。
もちろん、コミュニケーションといったエンターテイメントとして楽しんでいるならば問題ないし、取り入れる情報全てが有益だったとしても、視野が狭くなってしまう。また、今は有益でなくとも将来的には有益になる情報だってあるだろう。
この辺は個々人でしっかりと判断していく必要があるが、基本的には、全ての情報は鵜呑みにせず、様々なアプローチから判断能力を養っていかなければならない。特に、気になる点やおかしな点はしっかりと主張したり、事実の確認を行う必要がある。相手側に意見を求めたり、行動する積極性が必要になるかと思う。
お金を稼ぐ方法まとめ
企業が欲しがるような希少性の高い知識や能力があれば、雇用主はあなたを高く評価してくれる。自分で稼ぐという点に重点を置くと、知識や能力よりも、情報にポイントが移っていくかと思う。能力や知識の「評価」でお金を貰うわけではないからである。
自分で主体性を持ってお金を稼ぎたければ、今ある情報、もしくは情報から発展させて、新しい価値ある情報を作り上げていかなければならない。この部分では積極性や行動力も必要になるだろう。