フレッツ光(NTT)から他の回線事業者へ「住所の変わる」引っ越し時に乗り換える場合、必ず工事が必要になる。
一方で、フレッツ光から光回線を「住所そのまま」で乗り換える場合、
ドコモ光:フレッツ光の回線をそのまま使うので、電話とネット手続きで乗り換えが可能(月々の料金が下がる上、キャッシュバックも受けれる)
ソフトバンク光:フレッツ光の回線をそのまま使うので、電話とネット手続きで乗り換えが可能(月々の料金が下がる上、キャッシュバックも受けれる)
auひかり:フレッツ光の回線をそのまま使うが、宅内工事が必要
NURO(ニューロ)光:フレッツ光の回線は使わないので、宅内工事と屋外工事(それぞれ別日程)が必要
と乗り換え先によっては工事が不要となる。
ドコモ光とソフトバンク光、auひかりへの乗り換えは手続き的にもそこまで面倒ではない。NURO光への乗り換えは少々面倒である。しかし、NURO光は回線速度が速く、キャッシュバックや割引は充実している。利用可能エリアであれば検討しても良いかと思う。
この記事では
▶ フレッツ光(NTT)から他社光回線への乗り換えで行われる手続きや工事
についてドコモ光、ソフトバンク光、auひかり、NURO光4社への乗り換え手続き、工事手順を紹介するとともに
▶ 住居を引っ越す場合インターネットはどうすべきか?
についてもおすすめを述べていきたいと思う。
フレッツ光(NTT)から他社光回線への乗り換えで行われる手続きや工事
ドコモ光、ソフトバンク光、auひかりの場合はNTTの光回線を使っており、フレッツ光からの乗り換えなら配線をそのまま使用する。しかし、auひかりは1回の工事、NURO光はNTTとは違った光回線「ダーククファイバー」を使っており、フレッツ光からの乗り換えは回線工事が2回必要となる。
ちなみに、フレッツ光を解約する際、フレッツ光からは「割引を適用するので解約しないとほしい」と言われることもある。割引額は正規販売店サイトでの乗り換えによるキャッシュバック金額よりも低いので、ここで思いとどまらないようにしよう。
ドコモ光への乗り換え手続き
フレッツ光からドコモ光への乗り換えは
1.NTT東日本もしくはNTT西日本へと連絡して転用承諾番号を用意
3.フレッツ光のプロバイダを解約する、もしくは契約を継続する
この3ステップで終了する。フレッツ光で使っている機器の返却等は原則不要である。
フレッツ光はエリアによってNTT東日本もしくはNTT西日本と契約している。転用承諾番号はウェブサイトもしくは電話にて取得できる。
電話番号は
NTT東日本 0120-140-202(年中無休9時から17時)
NTT西日本 0120-553-104(年中無休9時から17時)
になる。
転用承諾番号の問い合わせ前には
①フレッツ光のお客様IDもしくはひかり電話番号もしくは連絡先電話いずれかひとつ
②フレッツ光の契約者名
③フレッツ光の利用場所住所
④フレッツ光の利用料金お支払方法
以上の情報を用意しておこう。電話での手続きもスムーズになる。
転用承諾番号を取得したらドコモ光へ申し込む。申し込み手続きの過程で、転用承諾番号を伝える。
フレッツ光で契約中のプロバイダはドコモ光でもそのまま利用できる。ただし、契約中のプロバイダが「ドコモ光」と提携していなかった場合
①契約中のプロバイダを「解約」し、プロバイダがセットになった「タイプA」または「タイプB」を契約する
②契約中のプロバイダを「引き続きご契約」し、かつ「ドコモ光単独タイプ」を「契約」する
以上のいずれかひとつを選択しなければならない。
ドコモ光の提携プロバイダについては下記ページを参考に。
ドコモ光への乗り換え正規販売店サイト
以上のように、フレッツ光からドコモ光へ乗り換える場合は工事なども必要がなく、手続き上も簡単である。
また、フレッツ光からドコモ光へ正規販売店サイトを通して乗り換えると
・マンションタイプはプロバイダ料金込で4000円~。ドコモのスマートフォンとセット利用すれば、スマートフォンの利用料金が100円~3500円も割引となる。
・正規販売店からのオプション加入無しの申し込みでも15000円の現金キャッシュバックを受けれる。
フレッツ光の利用者が転用する場合、契約事務手数料3000円の負担になる。しかし、工事料金はかからず、現金とdポイントのキャッシュバック分の方が大きくなるだろう。
また、ドコモケータイおよびドコモ光の支払料金はdカードGOLDにより、10%還元の対象となっている。dカードGOLDはこのサイトからの申込で4万mile分(2万円分)キャッシュバックを受けれる。
dカードGOLDの申し込みでキャッシュバックが受けれるサイト。無料登録後「dカード」で検索してみよう。
dカードGOLDは携帯およびインターネットの使用料から毎月10%還元が受けられる。ドコモケータイ・ユーザーによるインターネットの引っ越しならドコモ光が最優先になるはずだ。
下記ネット代理店を使ってドコモ光に乗り換えればキャッシュバックで収入プラスにできる。
>>> 【公式から申し込むよりも断然お得!】ドコモ光の正規販売店サイト
ドコモ・ユーザーはdカードGOLDと一緒に、早めに申し込みをすべきだ。
ソフトバンク光への乗り換え手続き
フレッツ光からソフトバンク光への乗り換えは
1.NTT東日本もしくはNTT西日本へと連絡して転用承諾番号を用意
3.プロバイダの解約(Yahoo!BB以外を契約している場合)
この3ステップだけで完了する。フレッツ光で使っている機器の返却等は原則不要だ。
ただし、フレッツ光ネクスト「以外」のフレッツ光を利用しているなら別途工事が必要となる。
フレッツ光は住まいによってNTT東日本もしくはNTT西日本と契約している。転用承諾番号はウェブサイトもしくは電話にて取得できる。
電話番号は
NTT東日本 0120-140-202(年中無休9時から17時)
NTT西日本 0120-553-104(年中無休9時から17時)
になる。
転用承諾番号の問い合わせ前には
①フレッツ光のお客様IDもしくはひかり電話番号もしくは連絡先電話いずれかひとつ
②フレッツ光の契約者名
③フレッツ光の利用場所住所
④フレッツ光の利用料金お支払方法
以上の情報を用意しておこう。電話での手続きもスムーズになる。
転用番号を取得し、ソフトバンク光に申し込むだけで、フレッツ光も自動的に解約される。
プロバイダの解約についても「Yahoo!BB」を利用している場合はソフトバンク光へ引き継げるので手続きは不要である。しかし、Yahoo!BB以外のプロバイダを利用しているなら、プロバイダの解約は別途しなければならない。
フレッツ光ネクストからの乗り換えならば工事を必要としない。したがって、基本的に工事不要、電話一本でSoftBank光への乗り換えができる。
面倒な手間がほとんど無く、月々の基本料金も安くなる。フレッツ光を利用している人はソフトバンク光への乗り換えも積極的に検討すべきだろう。
ソフトバンク光への乗り換え正規販売店サイト
以上のように、フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換える場合は通常、工事なども必要なく、手続き上も簡単である。
また、フレッツ光からソフトバンク光へ正規販売店サイトを通して乗り換えると
・プロバイダ料金込で月々の費用を1800円~(毎月2000円割引)
もしくは
・70000円のキャッシュバック
といった金銭的なメリットを得られる。ただし、プロバイダがYahoo!BBだと、キャッシュバックの額が少なくなったり、キャッシュバック自体を受けられなくなるケースもある。
それでもソフトバンク光なら毎月プロバイダ料金込で4000円以下である。年間1.2万円以上安くできるのだ。
くわえて、通常インターネットを契約更新月以外で解約すると、違約金を払わなければならない。工事費用を分割払いしているのが普通なので、解約時に残りの費用を一括請求される場合もある。つまり、更新月でなく、かつ工事費用の分割払いが終わっていなければ、違約金と残りの工事費用を支払う必要性が出てくるのだ。
しかし、こうした費用を含めても、月額料金は下がるし、キャッシュバックを受けれるので金銭面ではほぼプラスになる。また、ソフトバンク光への乗り換えなら、違約金等を負担してくれる正規販売店サイトもある。
>>> 【公式から申し込むよりも断然お得!】ソフトバンク光のお得な正規販売店サイト
2年縛りでインターネットを契約している人も多いので、解約時こういった違約金が発生する人も多い。キャッシュバックと違約金の額は代理店の担当者にきちんと確認し、お得であることを確認してから乗り換えを決めれば良いだろう。少しでも得をしたいなら、正規販売店を利用し、ソフトバンクへ乗り換えるのが正解だとわかるはずだ。
ソフトバンクは携帯や電気とのセット割引もある。ソフトバンク携帯やソフトバンクでんきを契約する予定の人も早めに乗り換えた方が良いだろう。
ソフトバンク光だけでなく、携帯や電気等他のサービスもソフトバンクへの乗り換えを検討している人は損しないために下記記事も必読である。
auひかりへの乗り換え手続きと工事
フレッツ光からauひかりへの乗り換えは
2.NTT東日本もしくはNTT西日本へと連絡して解約
3.プロバイダの解約
この3ステップになる。フレッツ光で使っている機器の返却等は原則不要である。
フレッツ光はプロバイダと回線事業者(フレッツ光の場合はNTT東日本もしくは西日本)が別契約となっている。したがって、フレッツ光の解約とは別に、プロバイダにも解約の連絡を入れる必要がある。
auひかりへの申し込み後のスケジュールは下記のようになる。
auひかりは宅内工事を予約する必要があり、インターネット開通までは
auひかりにお申し込み
↓
宅内機器のお届け
↓
工事への立会い・宅内機器とパソコンの接続設定
の流れとなる。
申し込みからインターネットが使えるようになるまでの期間はマンション・アパートなら2週間、戸建てなら1ヶ月程度は見ておいた方が良い。インターネットを使用できない期間を作りたくなければ、解約の日もきちんと調整した方が良いだろう。
光回線の工事
auひかりはNTTの光回線を使っており、配線はそのまま使用される。宅内工事と言われているものも、光回線終端装置(ONU)にauひかり用のコネクタを付けるだけで終わる。
光回線終端装置(ONU)
auひかりは光回線終端装置(ONU)に加えて、ホームゲートウェイという機器も必要になる。ホームゲートウェイは認証の役割を持っており、機器の設定は必要ないがONUとPCの間で必ず経由させる必要がある。もちろん、ホームゲートウェイを経由させても速度はフレッツ光と変わらない。
上記のような図になる(http://qa.nifty.comより)。
また、auひかりはプロバイダが下記の7つしか指定できない
・au one net
・So-net
・@nifty
・BIGLOBE
・@T COM (アットティーコム)
・ASAHIネット
・DTI
ただ、プロバイダ毎のサービスでそこまで大きな違いはない。この辺は気にする必要も無いだろう。
auひかりへの乗り換えでおすすめの正規販売店サイト
マンションタイプは月額プロバイダ料金込で4300円~。しかも、auのスマートフォンとauひかり(+電話サービス)をセットで利用すれば、スマートフォンの利用料金が2000円も割引となる。
更に、シェアを広げている段階なので、正規販売店からの申し込みで戸建タイプが2.5万円、マンションタイプが最大1.5万円のキャッシュバックを受けれる。
他にも、乗り換えに伴う解約金やインターネット工事費用が無料になったり、合計11万円以上の還元を受けれる。
この代理店を使ってauひかりに乗り換えれば、インターネットの乗り換えでプラスに出来る人がほとんどになるだろう。
>>> 【公式から申し込むよりも断然お得!】auひかりの正規販売店サイト
少々の手間はある。しかし、キャッシュバックを受けるために、乗り換えは積極的に検討すべきだ。
NURO光への乗り換え手続きと工事
フレッツ光からNURO光への乗り換えは
1.NURO光に申し込む
2.NTT東日本もしくはNTT西日本へと連絡して解約
3.プロバイダの解約
4.フレッツ光の機器返却
この4ステップになる。
ドコモ光やソフトバンク光、auひかりとは異なり、機器の返却を必要とする。返却方法はフレッツ光に連絡した際指示される。基本的には着払いで指定した住所に送る形になる。
光回線の工事
NURO光はフレッツ光の回線を使用せず「ダーククファイバー」と呼ばれる光回線を使用している。ダークファイバーはNTTの敷設した光回線のうち、NTTに利用されていない回線を指す。このダークファイバーのおかげでインターネットの速度が上がる。ただ、回線工事は一から必要となる。
NURO光の開通工事は「宅内工事」と「屋外工事」を別の日に2回に分けて行われる。ともに立会が必要となる(家にいる必要がある)ので、少々面倒な部分もあるかと思う。
申込みをする際に、宅内工事日の予約を行う。宅内工事が行われた後、10日程度で屋外工事が行われる。2回の工事が終わった後、インターネットの利用が可能となる。
また、NURO光の宅内工事の際、外壁にビス留めを行い、3つの穴を外壁に開ける。そのため賃貸物件に住んでいる人は大家さんか管理会社へ穴を開けることの許可を貰わなければならない。穴の大きさは約4mmであり、解約後の撤去工事時には穴埋めが行われる。穴を開けると言うと、心配する大家さんもいるだろう。しかし、このレベルの傷は新築でも無ければ元々と付いており、きちんと伝えれば問題無く許可してくれるはずだ。
NURO光への乗り換え正規販売店サイト
NURO光はSo-netによる新しいプロバイダ、回線事業者である。プロバイダと回線事業者が一緒になっているので、別々に契約しなくとも良い。
正規販売店サイトからの申し込みもインターネットの乗り換えだけで1万円、ひかり電話や指定オプションを一緒に申し込めば4万円までキャッシュバックを受けれる。
「ネット+光電話+ひかりTV for NURO」の申込みで3万円、「NURO光公式特典」で1万円、計4万円のキャッシュバックを受けれる。さらに8万円のキャッシュバックを受けるには、4名の紹介者(他の人も一緒にインターネットの引っ越し)が必要になる。これらの合計で12万円。
NURO光G2Vのプランだと、フレッツ光やauひかりよりも少々上がる月4743円。これに工事費が30ヶ月分割で請求されるため月6000円程度となる。
他にも、契約事務手数料3000円が初月に請求される。かかる料金について詳しくは下記ページも参考に。
ただし、NURO光とソフトバンクスマートフォンの対象プラン加入で1台あたり毎月最大1000円の割引を受けれる。
もちろん、ソフトバンクでない人にも十分オススメ出来るので、キャッシュバックキャンペーンや速度に魅力を感じている人は検討してみると良いだろう。
>>> 【公式から申し込むよりも断然お得!】NURO光の正規販売店サイト
住居を引っ越す場合インターネットはどうすべきか?
以上のように、フレッツ光から他の光回線へ乗り換える場合、ドコモ光、ソフトバンク光が手続き上も簡単である。ホームゲートウェイの設定やプロバイダ契約が別途必要になるauひかりは次点になるだろう。
フレッツ光に限らず同じ回線事業者、プロバイダを長い間使っている場合は違約金が無い、もしくは少ないので解約で生じる支払よりもキャッシュバック額の方が大きくなる。要は、光回線を乗り換えるだけで現金が貰えるのだ。詳しくは下記記事を参考に。
住所が変わる引っ越しとなると、NURO光はもちろん、ドコモ光、ソフトバンク光、auひかりでも原則工事が必要になる。光回線終端装置(ONU)を設置し直す等の手続きも行わなければならない。
くわえて、契約を継続させれば「工事費用」無料のキャンペーンの適用も無い。新規契約なら工事費用が無料になるため、住所が変わる引っ越しの場合は一度解約した方が良いだろう。
新規契約なら工事費用も初期に負担する必要が無くなるし、キャンペーンという形でキャッシュバックを受けれる。解約は費用がマイナスになるどころかプラスにもできるのだ。
月々のネット料金を下げたい人はもちろん、キャッシュバックとして現金を手に入れたい人は現在のネット料金を確認した上で申し込みの検討をすべきだ。
インターネットの引越しでかかる費用について具体的に知りたい人は下記記事を参考に。